公立中高一貫のオープンスクールに参加

昨日、弟くんは横浜の公立中高一貫校で催されたオープンスクールに参加しました。

事前に予約していた授業も受けたのですが、

  • 不思議な現象をみんなで出し合う
  • その現象の規則性をみんなで見いだす
  • なぜそうなるのか、仮説をみんなで考える

というもので、実に興味深いものでした。

上記の考え方は科学的、合理的な思考そのもの。それを使いながら地道に答えを探し、みんなとコミュニケーションを取りながら自分なりの確信に落としていく弟くんの様子を見ているのは、親として実にうれしいものでした。

授業の途中では、この短時間にどこからその事例を見つけてきたの? と感心してしまうような発見をする怪物的なお子さんがいてびっくりさせられました。

今回の授業では自ら手を挙げて誇らしげに発言する前のめりな子がたくさん目に付きました。思えばお兄ちゃんが通っている学校も、中1中2のころの授業はこんな感じでした。

でも。中学生は微妙な年齢です。段々周りが見えてくるため、自分の相対的な位置づけを意識しだし、授業では発言が減っていきます。中3では授業の活力が低くなり、高校では内職したり寝ていたり。この学校の高校生のツイッターを見ると授業がつまんなそうな生徒の声を拾うことができるのですが、彼らも小学生の頃はこの教室にいた子供達のようにキラキラしていたのでは、と思ってしまいます。などと偉そうに描いていますが、自分も高校時代、授業への参加意欲はなかったな…。

という訳で、オープンスクールで現出したキラキラのアクティブラーニング授業は数年で終わっちゃうんだろうな、というのがスレた大人の感想です。

でも、少なくとも合理的な考え方で物事をとらえましょう、地道に作業しましょう、コミュニケーションを上手にやりましょう、という教育理念はとてもいいなと思いました。頭のいい大学を出ても、この3つがないとあとあと辛いですよね…。