公立中高一貫の模試を2つ受けてみました

弟くんが中学受験塾を辞めてから1ヶ月。
適当な問題集をやって学力低下のペースをできることなら抑えたいとは思いながらも、本人がやりたいことを優先しつつ過ごしてきました。

私立向けの塾を辞めたとは言え、公立中高一貫はまだ目指せるかもしれないと思っていて、9月はとりあえず自宅から通える3つの公立中高一貫校のうち、2つの文化祭を弟くんと見学に行ってきました。このうちお兄ちゃんが行っている公立中高一貫校の文化祭は、今年は弟くんは行きませんでした…。親としてもほかの2校に足を踏み入れたのは初めて。3つの学校の文化祭では、校風の違いが感じられて興味深いものがありました。

真面目、素朴な雰囲気の学校。
知的で落ち着いた雰囲気の学校。
賑やかでリア充な雰囲気の学校。

弟くんとしては真ん中の学校がいいそうです。「本当に入りたい!」と思ってくれるのなら勉強に実が入り、結果として学力がUPうるかもなと思っています。

親としては、実はリア充学校に行って楽しい青春を送って欲しい。神奈川総合高校はハロウィンの日は仮装して登校するそうで、そんな遊び心に満ちた学校がいいのですが。もちろん本人が行きたいところに行ってもらうのが一番いいですね。

弟くんはこの1か月の間に、公立中高一貫系の模試を2つ受けています。公中検と首都模試です。塾主催の模試よりも独立系のほうが客観的かと思い、この2つにしてみました。
私立向けの勉強をしていた子が公立中高一貫の模試を受けたら、どれくらいの成績になるのでしょう。

結果。
受験者数は公中検が2300人ほど、首都模試が1000人ほど。小学五年生の9月の模試としては多い印象です。
偏差値で見てみると、公中検は60〜65ほどでした。
首都模試は県立の適性検査型と市立の方とで偏差値が違いますが、こちらも60〜65くらい。
とくに首都模試のほうで顕著なのですが、作文が良くないです。偏差値50〜55ほど。公立中高一貫校を受ける可能性にかけて、作文は別の勉強をしてもらいたいと思っています。

判定結果で言うと、首都模試は県立が70%、市立が2つとも学校が30%。市立は難しい…。
公中検はパーセントで判定を出しません。2018年度の適性検査の合否追跡結果を偏差値の棒グラフにおとしたものが出ます。弟くんが今回とった偏差値だとどれくらいの子が合格したのかが分かるのが面白い。

この棒グラフが出るのは2校までで、弟くんは市立の2つの学校を志望校として記入していました。これを見る限り、弟くんの偏差値帯だと合格した子の方が多いのですが、「結構落ちている子もいるな」とも言える結果でした。

立ち位置については偏差値だけでなく、順位でもみるのが重要だと思います。
とくに市立の2校のうち、1つは男子が40人くらいしか受かりません。順位としては40位以内を目指したいところです。
結果は…公中検のほうはどちらの学校もまあまあの結果。首都模試の方は3校とも公中検より順位的にはよい結果でした。とはいえまだ小五のこの時期です。これからまだまだ多くの子たちが参入してくると思うと、まったく参考にならないというのが正直な感想です。

ここで、これまで受けた模試の偏差値を比べてみます。

小5YT組み分けテスト 50-60
小5全国統一小学生テスト(全統小) 65-70
小5首都模試統一合判 65前後
小5首都模試公立中高一貫 65前後
小5公中検9月 65前後

公立中高一貫の模試は2つとも同じレベルで、統一合判と同じレベルでもあります。
全統小はこれらよりも簡単で、5つくらい偏差値が高めに出る。
YTの組み分けテストは公立中高一貫の模試より10くらい低めに出る。
そんな印象です。

この3連休、弟くんは英検5級に挑戦。お兄ちゃんは2級の1次に挑戦です。
日頃の勉強の成果を試験でも出してもらいたいところです。