この夏はあまり勉強してないぞ

神奈川の公立中高一貫の受検のため、C塾に通っている弟くん。
C塾では毎月、公立中高一貫用の模試を受けています。公中検だったり一貫模試だったりです。
偏差値は60位と思えば70を超え、次は50位でその次に70超えと、大サービス中のタワー・オブ・テラーの様な乱高下を繰り返しています。


夏休みも4つの習い事はやめず、しかしC塾の夏期講習は参加しました。なんだか講習中にトップ10に入ったら表彰されるみたいなイベントもあったらしいが、入れなかった…と少し落ち込んでおりました。

 

9月に入り、普段の地元の校舎での授業のほか、土日に二駅ほど遠くの校舎まで電車に乗って通う講座も始まりました。


とはいえ勉強量が増えたようには思えず、この3連休はノンビリ本を読んだり絵を描いたりアニメを見たりして、ゆったりと過ごしました。お兄ちゃんの受験の時も土日は家族でキャンプに行ったりディズニーランドに行って勉強はあまりしなかった。それが却って心の安定につながっていた面もあると思うので、弟くんもノンビリペースでいいと思っています。


R塾で四谷大塚の予習シリーズ&組み分けテストに追われていたときは習い事と勉強しかできず、絵を描く・小説を読むといった「したいこと」ができなくなって目が死んでしまったのを見ています。
既に銀本も配られ、これから勉強もペースがアップすると思いますが、目が死なない状態をキープできるよう目配りをしたいと思っています。

 

9月は志望校として考えている3校のうち2校の文化祭にお邪魔しました。どちらもこれまでよく足を運んでおり、これといった感動もなく、かといって悪い印象を持つのでもなく。淡々と文化祭を楽しんでいました。

お兄ちゃんは高2という学年・立場から、部活はほぼ毎日行っています。週4じゃなく週6〜7。公立の一貫校は部活の頻度がもっと少ないはずじゃなかったか? どう考えてもやり過ぎと思うのですが、人生で好きなことに時間を掛けて打ち込める機会もそうはないので、やっぱり様子を見ています。部活をやっていない子は結構予備校に行っていると本人は言っていますが、自分から通う気にはならないみたいです。


同時並行に公立の一貫校らしい課外のカリキュラムにも参加。弟くんも見に来た文化祭でもクラスや部活の出番をこなし、忙しい高校生活です。

 

共通テストトライアルの結果/公立一貫校対策模試5月&公中検6月の結果

前回書いた河合塾の共通テストトライアルの結果の紙を、お兄ちゃんが河合塾まで取りに行きました。
前回はこちら。
poya.hatenablog.com

見せてもらったのですが、思った以上に偏差値が高く出ていて、「なんじゃこりゃ?」という感想が先に来ました。
テストを受けた人はまだ共通テストの形式に慣れていないのかもしれません。

お兄ちゃんにはこの模試の偏差値は参考にしないよう釘を刺した次第です。

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C塾に通う弟くんは、先々月に通い始めてすぐに受けた「公立一貫校対策模試」の結果が先月返却されました。
総合偏差値が50ほど。

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この結果ならマイペースの弟くんもヤル気に火がつくか!?  と見守っていましたが、その後もまっったく変わらず、自分が決めた時間以外の勉強はしません。塾の自習室に積極的に行く、なんてこともせず、せっせと絵を描いています。

このままでは成績が落ちる一方では? と思っていたところ、今度は先月受けた公中検の模試が返って来ました。
公立中高一貫の勉強をしていると、4大塾のように「毎週組み分けテストがあって毎週偏差値が出る」という世界とはちがい、偏差値についてはかなり牧歌的な態度でもOKとなりますですが、それでも毎月1回は模試があるのですね。

この公中検は6月号でして、志望校別に問題が作り込まれ、志望する児童も小分けにされます。
弟くんは横浜市立版を受けていました。問題を見せてもらいましたが、かなり南の問題に近い作りで、南を志望する子供の力をはかる模試としては精度が高いのではないでしょうか。

偏差値はようやっと60を超えるくらいで、評価はB。
大事なのは、5〜7倍程度の倍率が本番で予想されるのに対し、この模試でどのくらいの位置にいるかですが、なんとか引っかかっていました。
模試の平均点をみると35%くらいで、この低さも南っぽい感じですね。
現時点では5割くらいとれていればまあいいか。

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で、弟くんはこの模試を受けて何か変わったかというと、やっぱり特に変わらず、淡々と日々を過ごしています。
どうしたらスイッチ入るのだろう?
このまま本番まで行く気がします。

C塾ではこの3連休に「通い合宿」というイベントがあります。我が家はそもそも小旅行の予定を入れていたので参加しないのですが、こういう受験生っぽい催しに参加してもらえたら少しは変わったかもな、とちょっと思っています。

河合塾の共通テストトライアル かなり残念でした

お兄ちゃんが6/9(日)に受けた河合塾の共通テストトライアル。 その結果速報が出たというので、見させてもらいました。

  • 英語 125点前後(平均点73.1)
  • 数学 100点前後(平均点80.1)
  • 国語 150点前後(平均点107.1)

という結果でした。

この結果速報では偏差値は出ておらず、志望大学については志望者数とその中での順位は出ていても判定は出ていないという、隔靴掻痒感の強いデータになっています。テストを受けた人数も分かりません。同じ日に駿台も東進も模試を実施していましたので、1万人くらいしか受けてなさそう。きちんとしたデータは別途個人成績表で分かるそうです。

平均点との差を見ると一見良さそうに見えるので喜んでいるお兄ちゃんでしたが、実はこのテストは高1生も一緒に受けている。高2生だけの平均点はきっと1.5倍くらいにハネ上がるのでしょう。

正直、偏差値は英国が55〜60前後、数学は50前後ではないかと思っています。 普段の河合塾の模試は英語が55程度、国語は65くらいのお兄ちゃんですが、きっと偏差値は下がるでしょう。大学入試共通テストの形式で行われた今回の模試は不慣れさが出た部分があるやもしれません。

というか、公立一貫校は共通テストの英語に強いんじゃないかと思っていましたが、ぜんぜんそんなことなさそうです。仮にも英検2級を持っているのに、実際の入試では通用しないかも…。

お兄ちゃんが通っているのは東大合格者がヒトケタのかなり自称進学校(公立中高一貫校)であり、そのなかでの成績は半分よりやや下という位置。

今回同じ模試を受けた何人かの友人の得点を聞いたそうですが、いつもデキが良い人やいい点で若干悪目の人は今回も若干悪かったとか。つまりみんな普段の模試と同じくらいの位置関係だったので、彼の通う学校の実力はこんなものなのでしょう。先日学校で受けた駿台模試も3〜4割くらいしかできなかったらしいし。いや、学校の教育内容はとてもいいと親は思っているんですけどね。

ただ、テスト後の自己採点と実際の得点がほぼズレなかったのは収穫です。

共通テストは自己採点と実際の点のズレが大きいと聞いていましたが、そんなことはなさそう。国語と数学の記述も自己採点どおりでした。数学は悪く国語は良いという感触だったのですが、実際数学の記述の点はボロボロ、国語は評価Aでした。

それから、英語はリーディングで短時間に読む文章量が多いのに戸惑ったそうですが、学校ではすでに英語の多読・速読の授業があるとのことで、現高2は早くも共通テストに向けた対策を公立の高校でも進めているのかと驚きました。

なお、偏差値と志望校判定を教えてくる個人成績表は河合塾やナマビスに予約を入れて取りに行く必要があるとのこと。お兄ちゃんのような劣等生は勧誘されないでしょうから、自宅近くにあるマナビスに取りに行くそうです。7月に。すぐに取りに行かないあたり、今回の模試のデキの悪さを自覚しているようです。

弟くんはC塾さんの公立中高一貫校向けの模試が明日あるそうです。しかしちっとも勉強せず、のんびりゲームをして過ごしている様子。前回が悪かったのだがら発奮してくれるといいのですが、こればかりは本人のヤル気次第なので、本人がその気になるのを待ちたいと思います。

お兄ちゃん、河合塾の共通テストトライアルを受けてみる 

6/9(日)、公立一貫に通う高2のお兄ちゃんが河合塾の共通テストトライアルを受けてきました。この日は駿台の模試もありましたが、そちらは学校で受験済み。また東進も共通テストの模試をこの日に実施しましたが、河合塾

英語 リーディング100点、リスニング100点
国語 240点
数学 100点

という文系のお兄ちゃんに有利な配点だったことが、河合塾の模試を選んだ大きな要因のようです。

 

お兄ちゃんは学校に言われて中1の頃からNHKラジオの英会話講座を継続して聴いており、英検やGTECもリスニングを得点源にして乗り切ってきました。
だからこの模試は結構いい偏差値がでるのでは? という計算があるようです。
数日前に受けた駿台の模試の手応えも良く、期待を持って模試を受けたのでした。

とはいえ彼は学年で真ん中のやや下くらいの学力です。とくに数学は苦手。
そんな彼が今日、横浜の河合塾に行って共通テストトライアルを受けてきたのですが、朝から弁当を持って行き、夕方4時半くらいまでテスト漬けだったとのこと。お疲れ様でした。

彼の感触は「いまいち」というもの。

  • 国語 75%くらい
  • 英リーディング 60%くらい
  • 英リスニング 65%くらい
  • 数学 50%くらい

だそうで、確かにセンター試験でこの程度の得点率ならイマイチでしょうなあ。
偏差値だって良くはないでしょう。

以下感想。

  • 国語は簡単だった。
  • 英リーディングは問題が多すぎ。最後の大問は斜め読みになった。もっと取れて良かった。
  • 英リスニングは簡単な問題と難しい問題の差が大きすぎ。慣れてくればもっと取れる。
  • 数学は特定の分野で全然点が取れなかった。

だそうです。
駿台と河合の模試の解き直しをして、真剣に解いた分を自分の血肉にしていただきたい。

 

公中検4月/神奈川公立高校推し/公立中高一貫の生徒って…

いいよね神奈川公立高校

最近、神奈川の公立高校を調べれば調べるほど、マンガのような青春を送れる学校が多いんじゃないか? という思いを抱きます。自分は地方の別学の高校出身で、きらきらしい青春とは無縁でした。
アニメ、マンガ、小説の有名タイトルでモデルになっている学校が多いことからも、神奈川公立高校の青春率の高さが分かるというものです。

高校名 作品名
七里ヶ浜高校  青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「とめはね!」」「南鎌倉高校女子自転車部」「青い花」「亜人ちゃんは語りたい
鎌倉高校  スラムダンク」「スクールランブル」「TARI TARI」「イカ娘」「つり球
大船高校  ビブリア古書堂
市立金沢高校 少女達は荒野を目指す
横浜緑ヶ丘高校 コクリコ坂から」「がっこうぐらし
氷取沢高校 恋は雨上がりのように
希望ヶ丘高校 図書館の殺人
多摩高校 彼氏彼女の事情

おそらくほかにもたくさんある。開成高校野球部の話である「弱くても勝てます」はTVドラマでは小田原高校を舞台にしてましたよね、確か。
私のイチオシ漫画、「この音とまれ」の時瀬高校は多分川崎市内の県立高校だし。
鎌倉勢のうち七里ヶ浜高校と鎌高は、どっちがモデルか明確には分からない作品もあるのですが、私の判断で無理矢理分けてしまいました。大船高校も含め、鎌倉勢はホントに超強力なタイトルが並んでます。高校で青春をするなら鎌倉なんですね。
我が家は横浜市でいうとけっこう北の方なので、仮に江ノ電使って高校通うのは大変なんですが。でももし自分が中学生なら、ぜったい鎌倉3校のなかのいずれかを志望すると思います。
あと、緑高もすごいラインナップですね。

このブログでは最近神奈川の公立中高一貫の話が多いので調べてみたところ、2校、一応モデルになっている学校がありますね。

学校名 作品名
相模原中等(旧相模大野高校) 生徒会役員共」(ロケーションだけですが)
市立南高校 恋は雨上がりのように」(の倉田みずきさんが南高の陸上部)

これは微妙でしたね…。

というわけで、弟くんが高校受験してくれたら親もまぶしい青春のお裾分けがもらえるかもと思っています。

はたして弟くんは公立中高一貫向けなのか

とはいえ当の本人は淡々と公立中高一貫校受験向けドリルを続けておりました。
しかし、どうなんだろうと思うんですよね。

私が知っている公立中高一貫の生徒は、アクがつよく自己主張が強い子が多い。本人が精神的にタフなタイプでないと自己肯定感が低くなり、学校が辛くなるという印象です。なんでもそこそこできて控えめで性格の良い学級委員長タイプは出番がない。弟くんはどちらかといえば気弱な優等生なので、公立中高一貫には向かないのではとも思うのです。
これは国立や私立の一貫校でも同じかもしれません。

そんなわけで我が家では本人がやりたい4つの習い事をいまも続けていまして、書道では3月に区の表彰を受け、英検は今年に4級を取り、これらが少しでも本人の自己肯定感につながればと思っています。
もし公立中高一貫校に進学できても、周りの子の主張に負けず、コンプレックスを感じないような子になれば。
といっても正直公立中高一貫は受かるかどうか分からない。でも、落ちて地元の中学に通うことになっても、自信を持って通って、自分の行きたい高校に行けたらいいですね。

そんな本人は最近絵を描くためのテクニックを習得することにハマっております。

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小6男子が描くにしてはちょっとふさわしくなさそうな…まあいいですが

お手本の下絵に色をつけたそうで。影を上手につけるのが今の課題のようです。

勉強のほうも頑張っていて、4月の公中検はA評価がとれたと本人は喜んでいました。
公中検成績表

そして本人が「やっぱり塾へ行きたい」というので、以前行っていたRさん、春の講習に行ってみたSさんではなく、Cさんという所に行くことにしました。
GW明けから通い始め、いまのところは楽しく通っています。週3、平日の夕方が塾になり、習い事と合わせると忙しくなりましたが、Rさんで予習シリーズをやっていた頃よりは楽なようです。Z会の作文も続けています。

来週の土日は「公立一貫校対策模試」という模試を受けるとのこと。
上の子がよく受けていた公立中高一貫校対策センターの模試だと思います。楽しみです。

お兄ちゃん英検落ちる…弟くん塾行かない

この4月、お兄ちゃんは高2に、弟くんは小6に進級しました。

お兄ちゃんの現在

お兄ちゃんの方は2021年2月が初回となる大学入学共通テストの準備のため、6/9にある共通テストを意識した模試を受けるとのこと。この日は河合塾と東進がそれぞれ共通テストの模試を実施します。同じ日じゃなかったら両方受けるのに、わざわざ同じ日にするなんて。主催者も学生も得をしないですよね…。ちなみにお兄ちゃんはどちらを受けるか決め切れていません。

この2つの共通テストの模試を見ると、英語の試験と英語のリスニングの試験は別で、配点はどちらも同じ(試行調査がそうなってましたからね)。リスニングに多少自信のあるお兄ちゃんですが、はたしてどうなることやら。


なお、お兄ちゃんは1月に英検準1級を受けてみましたが、箸にも棒にもかからない成績で1次を突破することができませんでした。前回2級になんとか受かったときは英単語を覚えようとして結局ほとんど覚えきることができず、単語と文法については丸腰同然で臨んでいたと本人は申しておりました。

この苦い経験を踏まえ今回は心を入れ替えて単語の一つでも覚えるのかと期待しましたが、結局ほぼノー勉強で挑んだ結果、玉砕でした。

本人はやっと「自分は英単語をほとんど覚えていない」と理解したようで、3月からセンター試験用の1700だか1800だかの単語集をiPhoneのアプリで購入。1周目、100%終わった!と先日嬉しそうに言ってきました。
もっと早くやってればいいのにと思うのですが、そういう本音を親の口から本人に言っても響かないので黙って見ています。単語集の2周目をGW中に終わらせるとかなんとか。

というわけで、6/9に受けるという模試は基本的な英単語を覚えた上でトライするそうなので、親としては期待したいところです。 

弟くんの状況

弟くんは、実はとあるSという塾の公立一貫向けの春期講習を受けてみました。が、本人にそれほど響いておらず、結局入塾はしませんでした。四谷大塚で習ったことを忘れないよう、ハイクラスドリルという問題集をコツコツ解いています。


4/18(木)に全国学力調査があり、ご多分に漏れず弟くんも学校で受けてきましたが、「国語が時間ギリギリだった…」と肩を落としていました。

国語と算数の問題を新聞で読みましたが、これ、大学入学共通テストと同じというか、お兄ちゃんが5年前に受けた公立一貫の適性検査と同じというか。単純な計算力や暗記力を試すバカシンプルな問題はなく、どの問題も意味を読解した上で解く形…いや、算数はちゃんと見ると、結局問題文が冗長なだけでわりとシンプルな問題でした。国語は難しそうですね。国語を解くのに時間が掛かる、というのは心配です。弟くんは横浜市立の一貫校を受ける可能性があるのですが、この2校は問題量が多く、とくに国語系は文字数が半端なく多いという困った適性検査になっています。やっぱり塾に行ってもらおうかな…。

なお、現在視野に入っている3校の偏差値は以下のようになってます。

塾名 相模原中等 サイフロ
サピ 不明 50 51
日能研 59 59 58
四谷大塚 61 61 62
首都模試 68 68 73

参考
サピ→ リセマムより
日能研→ 2019R4男子結果偏差値
四谷大塚2019四谷大塚結果80偏差値一覧
首都模試→ 2020年入試男子予想偏差値


レベルはほとんど同じですね…。我が家の近くには相模原と南に進学した方がおり、またお兄ちゃんもどちらかに通っていますが、校風はけっこう違います。県立はよく言えば生徒の自主性にまかせる感じで、逆にいうと県立高校によくある野放し感があります。相模原はそれでも学校運営が成立するよう面接で生徒を選んでいるのかな。南はお祭り学校などと言われますが先生がかなり教育にコミットしてくれる感じ。だからなのか、中入生の卒業率が南の方が高いようです。で、どちらも行事は忙しい。ちなみにサイフロはさっぱり分かりません。

性格がおとなしめの弟くん。相模原と南なら南があってると思うのですが、本人は南はイマイチな様子。結果として地元の中学にしたいというならそれでもいいかと改めて思っています。

GTECの結果が返って来ました。英検と比べてどう? どちらが点を取りやすい?

GTECの結果が返って来ていた

我が家のお兄ちゃんが12/1に高校で受けたGTECの結果が、2月中旬に返って来ました。10月に英検2級を受けているので、受検時期で言えば2カ月程度の差しかない。
この2つの英語民間検定、2年後の大学受験では大学に正式な成績として提出できる(英検は現行のタイプだと提出できないらしいですが)。高1生の親としては興味を持たざるを得ません。

という訳で、我が子1人のデータで恐縮ですが、この2つの検定を子供が受けた結果として思うところを述べていきたいと思います。

さて、まずはお兄ちゃんのことから紹介すると。

  • 公立の高校に通っている
  • 英語の成績は中の下、もしくは下の上あたり
  • 学校で受ける模試の校内偏差値を見ると、英語は45くらい
  • 単語を9月頃から覚え始めた
  • 文法は高校になってから覚え始めた
  • 秋に受けた河合塾プレステージという模試で英語の偏差値が30台をたたき出した
  • 1月にあったセンター試験の英語は5割程度しか取れなかった(英語も数学も5割くらいだったらしい)

と、ポンコツです。
秋の英検では2級に合格したのですが、なんとなくリスニングとスピーキングがハマったのではないか? と親は疑っています。

その結果は…

 そんな彼が12/1に受けたのはGTECのAdvancedというタイプ。4技能の得点と合計点、それに合計点がCEFRという指標でいうとどのくらいなのか、検定の結果として教えてくれます。

CEFRについて、以下文部科学省の資料より。

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CEFR

10月の英検では、お兄ちゃんはB1という位置にいました。

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英検

12月のGTECがどうだったかというと、同じくB1でした。

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GTEC Advanced

子供が受けてみて感じたこと

CEFRでは英検もGTECもおなじB1でしたが、GTECのほうが点は取れていませんでした。「GTECは英検よりも点をくれそう(ベネッセがサービスしてくれそう)」などと思わないでもなかったのですが、そんなことはない。そもそもGTECはベネッセというより懐かしのベルリッツが開発した検定。ベネッセの営業力によって全国の学校で実施されていると思うのですが、点が甘いという訳ではないと感じました。

ところで、Twitter等でGTECの情報を調べていると「GTECはライティングの評価を高くしてくれる」というのがあります。 

 お兄ちゃんのライティングがどうだったというと、画像ではボカシていますが、やはりA2ではありました。でもそれは実力かもしれない…。英検では4技能で一番ライティングが低かったし。

ただし。今回のGTECでもライティングが一番できなかったかというとそうではなく、普段は得意としているリスニングの点が悪いという結果でした。リスニングはもっと頑張っていただきたい。ちなみに4技能の得点順はリーディング>スピーキング>ライティング>リスニングでした。

考えたこと

今回の結果を見て思うのは大きく以下の3点。

1)どの検定を受けるのか、決め手はない

高3になったら英語の民間検定を2回受け、成績の良い方を受験する大学に提出することになっているが、どの民間検定を受ければ良いのか、まだ決められない。
英検もGTECもどちらもこれまでそれなりの回数を受けていますが、出てくる成績に大差はない(若干GTECのほうが悪い気がするけど)ので、現段階では選びようがない。お兄ちゃんとは高2になったらTEAPを受けてみようと言っています。その3つのなかから、本人に選ばせようと思っています。

2)高3の10月に受ける検定がタイムリミット?

今回、GTECの結果が返ってくるまでに2カ月半かかりました。これは遅い。大学受験の願書を12月中旬ごろから出したいとすると、GTECなら10月頭に受けられる試験がタイムリミットになります。思っていたより早めです。
1回目の検定を8月ごろ受け、2回目は9月末〜10月頭に受ける、というスケジュールを想定しているのですが、50〜60万人はいるはずの受験生たちも、とくに10月頭の検定は受けたいと思うはずです。それを捌けるのかどうか。2回目は受験料が高くて人気がないヤツを受けてもらおうか…お金がないから公立高校に行ってもらってるのに(苦笑)。

3)4技能を測るのは大賛成

現在の読む・聞く2技能で英語力を測る入試のせいで、大学入学以降は英語がちっともしゃべれない、コミュニケーションとれないという学生を大量に産んでいたのだと個人的には思います。
でも入試で4技能をはかるとなれば、高校生は英語を自分の言葉で書き、話すために勉強するようになります。これはすごく良いことなのでは。
英語を話す人と気持ちの通ったコミュニケーションを取りたいなら、グーグル翻訳アプリを顔前にかざして話す訳にはいきません。相手の目をみて、多少文法がおかしくても自分の言葉で話さないとね。
そんな訳で、いまお兄ちゃんの学年の他の生徒たちはバンバン海外短期留学とか海外研修に出かけています。話せるよう、経験を積むために。部活ではいつも誰かが海外に行っているので全員がなかなかそろわないくらいだ、とお兄ちゃんは言っています。絶対に大げさに言っていると思うのですが、自分が高校のとき、一応地域でトップの公立高校でしたが海外留学した人のは学年全体でも数名だったと記憶しています。それに比べたら確かに多いと思う。
今の高校1年生は、英語がかなり身近になりつつある。それは「大学入試で4技能やる」という話があるから。その結果、海外の人と直接自分の声でコミュニケーションが取れる人が増え、成し遂げられることにもつながっていくのでは、と思っています。